【朗読】芋粥 山本周五郎 読み手アリア
こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は山本周五郎作「芋粥」(昭和18年)です。(一人ならじ/新潮文庫)
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芋粥 主な登場人物
十時隼人・・・年は三十二三、
七重・・・早朝の稽古のあと慎ましやかな微笑で芋粥の接待をし、その場に明るい楽しい色どりを添える隼人の妻。賃仕事にも励む。
鈴木惣兵衛・・・三河のくに岡崎藩の老職。隼人に好感を持つ。隼人を機会をみて世に出すべきと考えている。
梶井図書介・・・岡崎藩、新陰流の師範。
芋粥のあらすじ (※ネタバレを含みます)
承応二年五月はじめのある日、一人の浪人者が岡崎藩の老職・鈴木惣兵衛のの元へ面会を求めてきた。彼の名は十時隼人。五十日前に城下に妻と二人で来て一刀流の町道場を開きたいという。岡崎藩には、梶井図書介という新蔭流の師範が稽古をつけているが手が足りない。ちょうど兵法家を探していたところだった。
芋粥 覚え書き
煩忙(はんぼう)・・・仕事が多くて忙しいこと。またそのさま。
主取り(しゅうどり)・・・新たに主人に仕えること。武士などが主君に召し抱えられること。
凛烈(りんれつ)・・・寒気のきびしいさま。
短袴(たんこ)・・・丈の短い袴。
一途不退転(いっとふたいてん)・・・他を考えず、一つのことに打ち込む。信念を持ち決してあきらめないこと。