【朗読】ゆうれい貸屋 山本周五郎 読み手アリア
こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、山本周五郎作「ゆうれい貸屋」です。この作品は昭和25年講談雑誌に掲載されました。47歳の作品です。怠け者で仕事もせずゴロゴロしている弥六の家へ、宙にさまよっている女幽霊お染が出ます。お染は薄情な男に騙された恨みから、その男と家族一族みんなとり殺してしまいます。恨みは晴らしたものの人を恨み死にに死んだものは成仏できないため、この世をさまよっているのでした。しかし弥六がお染の美しさに感嘆すると、お染は弥六に女房にしてくれと云います。そして二人はあっという間に夫婦になり夜だけの夫婦生活を送るようになります。食事は毎日お染がどこかの店から調達するが、店賃を払う金はありません。そこでお染が人を恨んでいる人たちに幽霊を貸す商売を思いつきます。この商売が大当たりして雇われ幽霊たちはひっぱりだことなるのでした。
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ゆうれい貸屋 主な登場人物
弥六・・・桶職人、父母が死んで怠け者の本性が出て働かなくなる。
お兼・・・弥六の妻。内職で弥六を支えるが実家に帰ってしまう。しかし実は本人に内緒で仕送りをしている。
平作老・・・家主。弥六にたびたび意見する。
お染・・・幽霊。元辰巳芸妓。弥六と夫婦になる。