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嫁取り二代記 山本周五郎

【朗読】嫁取り二代記 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、山本周五郎作「嫁取り二代記」です。この作品は昭和12年婦人倶楽部に掲載されました。昭和21年講談雑誌に掲載された「明暗嫁問答」の祖型のような作品です。周五郎作品に嫁と舅の話はいくつかありますが、読後すっきり爽やか軽めの話です。福山藩の国家老、牧屋勘兵衛の甥・直次郎が夫婦約束をした芸妓を叔父に預けて参勤の共に発足します。残された元芸妓のお笛と勘兵衛のやりとりに心があたたかくなります。

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嫁取り二代記 主な登場人物

牧屋直次郎・・・ひととおりの青年ではない。色白の美男で武芸もでき、学問にも秀でている。性質は眼から鼻へ抜けるような質。お笛を勘兵衛に預けて江戸へいく。

牧屋勘兵衛・・・国家老七百石、頑固一徹だが分かりのよいところがあるので若い連中に人気がある。数年前妻に死なれ、子がないので弟の子、直次郎を養子にする。

お笛・・・十八歳。生まれた時から父母の顔を知らず十四歳から座敷勤めをしていた。

伝吉・・・無頼者。お笛のストーカー的存在。

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