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彦左衛門外記10 山本周五郎

【連載朗読】彦左衛門外記10 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、山本周五郎作 (連載朗読)「彦左衛門外記10」(昭和34年)です。姫の安否はどうだ。彼が頭を殴られて失神したとき、姫は誘拐されたに違いない。しかしまた、「誘拐された」という確証もなかった。

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彦左衛門外記10 新しい登場人物

まち・・・倉持善助の妻。顔かたちも姿もなかなかよく、着物も派手で、近寄ると白粉や香油が強く匂う。

来島帯刀(くるしまたてわき)・・・奥平家中屋敷の家老。

彦左衛門外記10 覚え書き

知覚神経(ちかくしんけい)・・・感覚神経。

猿芝居(さるしばい)・・・すぐ見透かされてしまうような、あさはかなたくらみ。

天地神明(てんちしんめい)・・・天地の神々。全ての神々。

叩頭(こうとう)・・・頭を地につけておじぎをすること。

茶菓(さか)・・・茶と菓子。

香油(こうゆ)・・・頭髪につけたり体に塗ったりする、においのよい油。

板(ばん)

夜番(よばん・やばん)・・・夜、番をすること。その人。

柝(き)・・・拍子木。また、拍子木を打つこと。

夜討ち(ようち)・・・夜、不意に敵を攻撃すること。

物具(もののぐ)・・・武具。兵具。

煽動(せんどう)・・・気持ちをあおり、ある行動を起こすようにしむけること。

城郭(じょうかく)・・・城の周囲に設けた囲い。

狡猾(こうかつ)・・・ずる悪賢いこと。また、そのさま。

老獪(ろうかい)・・・いろいろ経験を積んで、悪賢いこと。また、そのさま。

騒乱(そうらん)・・・事変が起こって、社会の秩序が混乱すること。

友誼(ゆうぎ)・・・友人としての情愛。友達のよしみ。

諌止(かんし)・・・いさめて思いとどまらせること。

尻馬(しりうま)・・・人の言動に便乗してことを行うこと。

恭順(きょうじゅん)・・・命令につつしんで従う態度をとること。

御錠口(おじょうぐち)・・・将軍や大名の邸宅などで表と奥との境に設けた出入口。

下賤(げせん)・・・いやしいこと。身分が低いこと。

末世(まっせ)・・・道義のすたれた世の中。

小半刻(こはんとき)・・・現在の30分。

哀訴(あいそ)・・・同情をひくように、強く嘆き訴えること。

咆哮(ほうこう)・・・猛獣などが、ほえたけること。

慨嘆(がいたん)・・・うれいなげくこと。憤り嘆くこと。

恩顧(おんこ)・・・情けをかけること。よく面倒を見ること。

向背(こうはい)・・・従うこと、背くこと。

鋭鋒(えいほう)・・・鋭いほこ先。

石塊(いしくれ)・・・石のかけら。小石。

ふんとに・・・本当に。

 

 

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