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初午試合討ち 山本周五郎

【朗読】初午試合討ち 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回の初午試合討ちは少年もので、昭和13年35歳の作品です。3年前に突然、本所蜆河岸の道場から姿を消した仁木兵馬が帰ってきます。しかし彼は尾羽打ち枯らした落魄れた姿となり、酒ばかり飲んでいます。友情と裏切り、復讐といったテーマが巧みに絡み合った痛快な作品、最後までごゆっくりお聴きください。

初午試合討ち 主な登場人物

仁木兵馬(にき ひょうま)・・・元々本所蜆河岸の道場にいた才能溢れる剣士。3年前に突然姿を消す。

松林甲子雄(まつばやし きねお)・・・兵馬が戻ってきた時、道場の再建を果たし、亡くなった師匠の一人娘、小浪と婚約している。

本山図書(もとやま ずしょ)・・・兵馬と甲子雄を高く評価している剣客。

小浪・・・本山図書の一人娘。彼女をめぐって道場の跡目問題が起こる。

佐兵衛・・・は組の火消し頭。兵馬と懇意。

安吉・・・お天気安。佐兵衛の部下。鍔を収集するのが趣味。

辰次・・・は組の若いもの。

初午試合討ち あらすじ

ある日、「お天気安」と呼ばれる若者が、は組の火消し頭である佐兵衛の元へ駆け込んできます。「は組の若い者が全滅した」という衝撃的な知らせに佐兵衛は現場に急行します。しかし、そこには元気な辰次が浪人を介抱する姿がありました。その浪人は、かつての有望な剣士・仁木兵馬であり、佐兵衛は彼を自宅へ連れ帰ります。

3年前、突然姿を消した兵馬。道場は火災で焼け、師匠の本山図書も亡くなっていました。道場を再建したのは松林甲子雄で、彼は亡くなった師匠の娘、小浪と婚礼を挙げる予定になっていたのでした。

 

初午試合討ち アリアの感想と備忘録

この作品、ドラマで観たい!というのが感想です。話全体に、友情、愛情、裏切りと復讐と盛り込まれていて、とても魅力的でした。兵馬と甲子雄の対決も良かった!兵馬が三年の間にどのような修行をしたのか、もっと知りたかったです!ご視聴いただいた感想は是非、Youtubeのコメント欄でお待ちしています。お読みいただきありがとうございました。

 

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