【朗読】虚空遍歴 12の1 山本周五郎 読み手アリア
こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、道の途中で高熱に倒れた冲也と、絵師の濤石の対話が書かれています。どちらも芸の道を追求する孤独な人間です。心のすれ違いがよく描かれていると思います。
虚空遍歴 12の1 主な登場人物
冲也・・・高熱を出して寝込んでいる。自分の将来について悩み、早い旅立ちを決意しているが、肉体が完全に回復していない。
濤石(とうせき)・・・絵師。冲也も泊まる宿の襖絵を描くように宿の主人に頼まれている。
おけい・・・女関所で冲也に見つかる。
虚空遍歴 12の1 あらすじ
女関所でおけいを見つけて一緒に歩き出すが、高熱を出して、雪道に膝をついて動けなくなってしまう。宿で寝込むが、宿の主人に襖絵を描くよう依頼された濤石が、自分が襖絵を描く間はこの宿にいて欲しいと頼みます。しかし冲也は自分の浄瑠璃、冲也ぶしを完成させるために先を急いでいるため、それを拒みます。彼は自分の孤独な生き方を語ります。