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藤次郎の恋 山本周五郎

【朗読】藤次郎の恋 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、山本周五郎作「藤次郎の恋」です。この作品は昭和13年キングに掲載されました。幼い頃からの親友、成瀬藤次郎はおっとりとして控えめな性質、島崎数馬は美男で鋭い才気を持ち挙措動作も際立っていた。しかし一年前から酒の味を覚えて酔っては乱暴するので城下の者に泥亀と呼ばれていた。ある日藤次郎は、密かに想いを寄せる「河本道場のひなげし」小浪に呼び出され、ある頼み事をされる。(墓地に呼び出すんですが私なら墓地はいやだな・・・。でも墓地や寺に呼び出すんですよね。)

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藤次郎の恋 主な登場人物

成瀬藤次郎・・・人一倍気が弱いが、河本道場五人組の中で一番の腕利き。密かに小浪に想いを寄せている。

島崎数馬・・・藤次郎の親友。河本道場五人組の中で一番の美男。小浪に想いを寄せている。

小浪・・・河本勘右衛門の一人娘。「河本道場のひなげし」と呼ばれる美しい娘。

河本勘右衛門・・・道場主、小浪の父。総試合で勝ちぬいた者と小浪を娶らせるという。

藤次郎の恋 覚え書き

泥亀(どろがめ)・・・すっぽん

鐘馗(しょうき)・・・中国で疫病神を追い払い魔を除くといわれる神。

幽鬼(ゆうき)・・・ばけもの、妖怪。

裂ぱく(れっぱく)・・・きぬを引き裂くような音。

甦生(そせい)・・・よみがえること。

粗傲(そごう)・・・おごり高ぶること。

亀鑑(きかん)・・・行動や判断の基準となるもの。

 

 

 

 

 

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