【朗読】長州陣夜話 山本周五郎 読み手アリア
こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、山本周五郎作「長州陣夜話」です。この作品は昭和11年キングに掲載されました。月刊誌キングは、今の講談社が大正14年から発行していた全年齢向けの雑誌です。昭和初期には発行部数100万部を超えたそうで、当時の人気ぶりがうかがえます。
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長州陣夜話 主な登場人物
小弓・・・二十歳。矢崎家の長女、父も母も死んだあと、十一歳になる弟の棋一郎を手一つ守り育てている。毎朝未明に起出て武道を励む。信次郎の許嫁者。
館皮信次郎・・・大番組二百五十石を取る。小弓の許嫁者。
棋一郎・・・小弓の弟。悪戯盛り。鉄輪独楽が欲しく賭けがしてみたい。
仙太・・・十四歳、佐多浜の漁師の孤児。預けられた伯父の家に居つかず、城下町の悪童たちと勝手放題に暴れまわる悪戯小僧。なぜかいつも小銭をもっていて気前よく仲間の者を潤すので少年たちに人気がある。
長州陣夜話 覚え書き
裂帛(れっぱく)・・・きぬを引き裂くような音。鋭い声。
袂別(べいべつ)・・・別れ
野卑(野卑)…」言動が下品でいやしいこと。
青銭(せいせん)・・・寛永通宝四文銭の通称
賭銭(とせん)・・・賭け事にかけた金銭。