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花宵 山本周五郎

【朗読】花宵 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、山本周五郎作「花宵」です。この作品は昭和17年、少女の友に掲載されました。周五郎作品に繰り返し出て来るテーマ、「おれが」という自分だけ偉くなる気持ちでは、どれほど学問武芸に抜きんでたところで少しも値打ちはない、御国のお役にたつもののふになろうと努力するのが武士の道・・・が描かれています。少女ものだからか、兄弟がそれぞれに母が贔屓にすると考え、自分は継の子ではないかと疑います。当時は兄妹も多かったと思うので、読者の少女は英三郎や清之助に共感したりしたのでしょうか・・・なんて想像してしまいます。

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花宵 主な登場人物

森脇英三郎・・・11歳、森脇家の二男。気弱で内にこもる読書の好きな少年。兄ばかり贔屓にする母に対して、自分は継の子ではないかと思っている。

森脇清之助・・・十三歳、森脇家の長男、元気で性質も明るい。

 

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