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【朗読】樅ノ木は残った 1の5 山本周五郎 読み手アリア
挿花
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樅ノ木は残った 1の5 山本周五郎 あらすじ
両親を失い、寄る辺なくなった宇乃と虎之助は、江戸・芝の良源院へと移されることになった。別れ際、世話になった塩沢家のたつ女や丹三郎は、心からの思いとささやかな贈り物を託す。丹三郎は宇乃たちを案じつつ、彼女に淡い感情を抱きながらも距離を置こうとする。
良源院の庭にある一本の樅ノ木。それは原田甲斐が自らの故郷・船岡から移し、三度目の試みにようやく根づき始めた木だった。宇乃はその樅ノ木に、ひとり耐えて生きる者の姿を見出し、甲斐の心にも静かに触れる。甲斐は父のようにやさしく、けれどどこか孤独な影を抱え、宇乃と弟を守ることを誓う。
樅ノ木は残った 1の5 山本周五郎 登場人物
畑 宇乃(はた うの)
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両親を亡くし、弟・虎之助と共に塩沢家に預けられる。
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しっかり者で、弟思いの姉。
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原田甲斐から船岡への移住を提案される。
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畑 虎之助(はた とらのすけ)
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宇乃の弟。幼さゆえに無邪気で、姉に甘えることが多い。
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原田甲斐から出家を勧められる。
塩沢 丹三郎(しおざわ たんざぶろう)
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塩沢家の一人息子。神経質で気配り上手。
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宇乃と虎之助の世話をよくし、特に虎之助には弟のように接する。
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宇乃に対して仇討ちの支援を約束する。
塩沢 たつ女(しおざわ たつじょ)
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丹三郎の母。宇乃と虎之助の面倒を見てきた。
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宇乃に女性としての心得や、将来への準備を教える。
原田 甲斐(はらだ かい)
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伊達家の重臣。宇乃と虎之助の後見人となる。
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虎之助に出家を勧め、宇乃には船岡への移住を提案する。
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宇乃にとって、心の支えとなる存在。
村山 喜兵衛(むらやま きへえ)
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原田甲斐の供。
アリアの備忘録
樅ノ木が出てきた!