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津山の鬼吹雪 山本周五郎 

【朗読】津山の鬼吹雪 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は、山本周五郎作「津山の鬼吹雪」(昭和13年)です。太った浪人と痩せた浪人の二人連れが飢えのあまり山賊になろうとする・・・・武家もの・滑稽ものです。

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津山の鬼吹雪 主な登場人物

大河治部・・・ひどく痩せた浪人者。行き詰って陣場に山賊をやってみようと誘う。

陣場大助・・・肥えた浪人者。四五日の食わず飲まず、先の望みのないことから腹を斬りたいと云う。

秋津男之介・・・年は二十四五、やせ形の長身で目鼻立ちの冴えた素晴らしい美男。

 

津山の鬼吹雪 覚え書き

落魄(らくはく)・・・おちぶれること。

妙策(みょうさく)・・・すぐれた策略。巧妙なはかりごと。

化政度(かせいど)・・・江戸時代の時期区分の一つで、年号が文化・文政の時代をいう。

弛廃(しはい)・・・ゆるみすたれること、行われなくなること。

奢侈淫楽(しゃしいんらく)・・・度を過ぎてぜいたくなこと、みだらな楽しみにうつつをぬかすこと。

飢渇(きかつ)・・・飢えと渇き。

滔々(とうとう)・・・みなぎりあふれる。勢いよく広がる。

草鞋銭(わらじせん)・・・わらじを買うくらいの金。

面魂(つらだましい)・・・強い精神・気迫の現れている顔。

怒気(どき)・・・怒った気持ち。怒りを含んだ様子。

賛嘆(さんたん)・・・深く感心してほめること。

美丈夫(びじょうぶ)・・・美しくりっぱな男子。

幾層倍(いくそうばい)・・・分量、程度が倍加すること。

噯(おくび)・・・げっぷ。

犇々(ひしひし)・・・強く身に迫るさま。切実に感じるさま。

得心(とくしん)・・・よく分かって承知すること。

 

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