目次
【朗読】樅ノ木は残った 1の6 挿花 風のまえぶれ 山本周五郎 読み手アリア
スポンサーリンク
樅ノ木は残った 1の6 挿花 風のまえぶれ 山本周五郎 あらすじ
原田甲斐は良源院の帰りに湯島の家を訪れ、律と再会するも、その心は藩の行く末に重く傾いていた。律の切実な愛情には応えきれず、密かに小石川の普請小屋へ向かい、茂庭周防と伊達安芸と密談する。伊達家六十万石の分割を狙う陰謀が進行中であることが語られ、甲斐はその重責を一人胸に受け止める。
夜の闇に紛れて帰途につく甲斐の心には、政の渦に巻かれながらも、静かな決意が宿っていた。
樅ノ木は残った 1の6 挿花 風のまえぶれ 山本周五郎 主な登場人物
原田甲斐(はらだ かい)
伊達兵部(だて ひょうぶ)仙台藩主の叔父
酒井雅楽頭(さかい うたのかみ)幕府の老中
畑与右衛門(はた よえもん)仙台藩士で、綱宗の側近
伊達綱宗(だて つなむね)仙台藩主。幕府から逼塞を命じられ、隠居する
茂庭周防(もにわ すおう)仙台藩士
里見十左衛門(さとみ じゅうざえもん)原田甲斐の友人
伊東七十郎(いとう しちじゅうろう)原田甲斐の友人。