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虚空遍歴2の2 山本周五郎

【朗読】虚空遍歴2の2 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。今回は虚空遍歴2の2、冲也は、法事での出来事に疲れ果て新石町の家に帰ってきます。実家のこと、乳母としてのお幸のこと、そして新たな芝居の話が語られます。どうぞ最後までご視聴ください。

虚空遍歴2の2 主な登場人物

冲也・・・家族との対立に苦しみながらも芸に真摯な姿勢を持っている。胸に深い疑念と悩みがある。

お幸(ばあや)・・・いつも冲也を慰め、励ます心優しい乳母。

由太夫・・・多町の稽古所で冲也に手紙を渡す。自身も芸事に携わる。

生田半二郎・・・手紙で生活の困窮を伝えてくる。

岩井半四郎・・・中村座の役者。冲也と親しく、信頼する人物。

宮古平内・・・扇屋で冲也と会う。座元で冲也にとって重要な存在。

虚空遍歴2の2 あらすじ

冲也は厳しい現実と対峙していた。「まいった、おやじにはまいったな」と呟く彼にお幸は茶を淹れ慰めの言葉をかける。その後、冲也は多町の稽古所へ向かい、由太夫から手紙を受け取る。それは生田半二郎からのもので、彼の困窮を伝えるものだった。彼は生田に同情し、将来を心配する。さらに冲也は、扇屋で岩井半四郎に会う。彼らは新しい芝居の話をしながら、次第に深い議論に発展する。冲也はこの芝居が自身の一生を決定づける大切な仕事だと感じ、失敗を恐れるのだった。

虚空遍歴2の2 アリアの感想と備忘録

祖父の法要に行ったことで、彼の抱える複雑な感情と成長の過程がよくわかりました。冲也の信念を貫こうとする姿勢と、心の中にある怒り、悔しさ、そしてその裏にある繊細な感情が丁寧に描かれていて良かったです。また、お幸の存在がいつも冲也の支えであり、この話に温かさを与えていますね。半四郎の存在もまた冲也にとって大きな支えとなり、彼の不安な気持ちや期待が入り混じった感情が伝わってきました。こうやって人は決意し、成長していくものなのですね。宮古平内との出会いも彼の運命的をどのように変えていくか気になります!

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