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虚空遍歴 11の1 山本周五郎 

【朗読】虚空遍歴 11の1 山本周五郎 読み手アリア

こんにちは!癒しの朗読屋アリアです。賤ヶ岳で一緒になった旅絵師の濤石は、冲也と同じ宿に草鞋を脱ぎま何か起こりそうな予感です・・・。今回は酒癖と態度が悪い旅絵師が登場です!

虚空遍歴 11の1 主な登場人物

冲也・・・他人とは距離を置いて付き合うタイプ。困難な状況を経験し、それが自身の成長に繋がっていると感じている。

矢島濤石(やじまとうせき)・・・旅絵師。自己中心的で無礼な男。冲也と同じ宿に泊まり、彼に傲慢でわがままな態度を取る。絵について語るが、自分の絵を見せることを拒否する。

賤ヶ岳の老人・・・武家出身だと自称する乞食。冲也に、心の響く声をかけ、まるで冲也の将来を見透かしたような言葉をかける。

京の老婆・・・貧困に苦しむ娘夫婦と孫たちを養うために門付けをしている。冲也がかつて助けたが、その経験は冲也自身の成長に繋がった

虚空遍歴 11の1 あらすじ

その夜、冲也は一人で宿に泊まり食事を済ませた。旅絵師の濤石も同じ宿に泊まり、食事の後で勝手に冲也の部屋に入ってきて酒を注文した。しかし冲也は一緒に飲もうとはしなかった。濤石は勝手に話をするが、冲也は、自分がこれまでに経験した困難や貧困を思い出し、それが自分を成長させたことを感じていた。濤石の態度が急に弱々しくなると、冲也は黙って目を逸らし、その夜は深い考えに耽りながら過ごしたのでした。

虚空遍歴 11の1 アリアの感想と備忘録

濤石が賤ヶ岳の老人の話をした時、冲也は「ここにいないものの悪口はやめよう」と云います。彼の誠実さと道徳観が強く表れました!今日の老婆の思い出は、彼の温かさや優しさが表れていてよかった。彼の旅は、孤独な物理的な移動ではなく、精神的な旅でもあるんですね。色んな出会いから多くを学び、自分を見つめ直しています。読みながら私自身の人生の旅と重なり、自信を見つめ直すきっかけになると思いました。

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